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暑いですね。
まだ5月だというのに、まるで夏のような暑さです。
んなわけで、ちょっと早いけど怪談でもいきましょう。

書店なんかに行くと、≪本当に恐い映画特集≫なんてMOOKが目につきますが、恐い映画と言うのも様々で、超人的な能力を持った殺人鬼が刃物を持って追いかけてくるのも確かに恐いし、暗闇からゾンビが飛び出してきたらそれもまた恐い・・・
でも、現実社会で起きている殺人事件がフィクションを凌駕しているような昨今だし、暗闇から飛び出してくればそれがたとえ子猫であっても恐い・・・っていうか驚くわけで、そんな現実社会を憂うような映画とか、“驚き”イコール“恐い”としちゃう映画は一先ず置いときましょう。(嫌いじゃないんだけどね)

そう、恐い映画といえば、やっぱ心霊系。
自分が、そのての存在を全く信じていないせいか、“ありえない世界をリアルに描く”という心霊映画のスタンスが好きなのかも知れません。やっぱ映画には“どれだけうまく大ボラを吹くか”の面白さってありますから。

んで、好きな心霊映画ですが、まずは隠れた名作≪恐怖の足跡≫。
1962年に製作された映画で、自動車事故から生還した女性が亡霊にまとわりつかれるお話です。
心霊映画
公開当時はあまり話題にならなかったようですが、その面白さが次第に評価され、いまでは知る人ぞ知るカルト映画。
恐怖の足跡
本作に登場する亡霊のメイクは、後にゾンビ映画のマスターピース≪ナイト オブ ザ リビングデッド≫のゾンビのメイクに、そのトリッキーな結末はさまざまな心霊映画に流用されたようです。

ヘンリー・ジェームズの小説『ねじの回転』を、ウィリアム・アーチボルドとトルーマン・カポーティが脚色した1962年製作の映画≪回転≫もまた心霊映画の秀作です。
心霊映画
亡霊が日常風景のなかに紛れ込んでいるという描写は、近年の≪Jホラー≫と呼ばれる日本製ホラー映画の特徴と思われがちですが、≪恐怖の足跡≫といい、30年以上も前に確立していた手法なのですね。
なお≪回転≫は、映画監督の黒沢清さん監修のDVDセット≪映画はおそろしい≫のなかの1本としてリリース。
≪回転≫の前日譚≪妖精たちの森≫はマーロン・ブランド主演で映画化されました。

心霊映画といえば、“屋敷”モノですね。
このての代表作といえばスティーヴン・スピルバーグ製作の≪ポルターガイスト≫あたりが有名ですが、私の記憶に焼きついているのは、やっぱり≪ヘルハウス≫、≪たたり≫、そして、タイトルもそのものずばりの≪家≫です。
心霊映画
≪ヘルハウス≫は、最新科学 VS 亡霊という展開が手に汗握る傑作。
原作は、スピルバーグが映画化した≪激突≫やSF映画の傑作≪縮みゆく男≫の原作も手がけた小説家リチャード・マシスンです。
心霊小説
≪ヘルハウス≫の原作本など。

≪たたり≫、≪家≫は派手さこそありませんが、なんともイヤ~な後味が残る“屋敷モノ”の佳作です。

比較的新しい作品では二コール・キッドマン主演の≪アザーズ≫が好きです。
心霊映画
心霊映画は、日常と非日常が渾然一体となった世界観というか、この世とあの世の境目が曖昧になった状況をいかに上手く描くかが勝負のように思えます。
その点≪アザーズ≫は、イギリス領のジャージ島で伝統的に行われてきた遺体写真撮影の習慣などのエピソードを巧みに挿入することであの世とこの世の境目を曖昧にし、怪奇・恐怖映画というよりは幻想映画のように物語を構築したのが良かったですね。
アザーズ

≪ソウル・サバイバー≫は、≪恐怖の足跡≫と似た物語展開ながらお勧めの1本です。

お次は心霊小説です。
日本のものでは、岡本綺堂の≪木曽の旅人≫とか小松左京の≪くだんのはは≫、そして岩井志麻子の≪ぼっけえきょうてい≫がお勧めかな。≪くだんのはは≫、≪ぼっけえきょうてい≫は心霊小説ではありませんが、何れの作品も、絶妙な語り口で、背筋が凍りつく異常な世界に誘う名作です。
心霊小説

ついでに漫画も紹介しちゃいましょう。
漫画は、“なんでこんなの読んじゃったんだろ・・・”と後悔しちゃうくらいに恐い漫画が昭和の世に溢れてましたが、中でもずば抜けて恐かったのが、≪亡霊学級≫。
心霊まんが
実録心霊モノのこの漫画、リアルな物語とつのだじろうさんの画力にやられて、小学生の私はしばらく平穏に寝付くことができませんでした(笑)。

最後に、現実世界を侵食する“あの世”の象徴を2点見比べて終わりにしましょう。
まずは昭和40年くらいに青森県の霊山恐山で撮影されたと言われる心霊写真。
心霊写真
・・・あきらかに写真の2重露光ですね(笑)。だってお婆さんの姿のほかに何やら背景的なものまで透けて見えますから。

お次は平成の世の、霊が映り込んだという動画の一場面。(ちょっと恐いといえば恐いので見たい人だけ見てください。)
心霊動画
ベッドの向こうから覗きこんでいるのが霊なんでしょうか・・・?
なんか話題作りのために白塗りした人を仕込んでたんじゃないの、って気もします・・・が・・・
あ~やっぱ、こういうのは信じなくちゃあダメですよね。
懐疑的な自分・・・なんか人生、損してる気がしちゃいます。

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