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始まりは、地元新聞に載ったひとつの記事でした。

“8ミリフィルムありませんか?”
8ミリフィルく公開鑑賞会
私の実家には相当数の8ミリフィルムがあります。
昭和47年頃、私の父が友人から、当時珍しかった8ミリカメラと映写機を譲り受け、それを機に撮り続けた家族の記録です。
私の母は新聞記事の呼びかけに応じて、情報提供を求めている国際芸術センター青森(ACAC)に、これら8ミリフィルムの提供を打診。
先頃、本ブログに掲載した8ミリフィルム上映会の様子は、ACACのスタッフ等がテスト上映を行ったときの様子です。
テスト上映の際に15本のフィルムをACACに貸与。そのうちの1本が10日、青森市フェスティバルシティ≪アウガ≫で開催された≪8ミリフィルム公開鑑賞会≫で上映される運びになりました。
アウガ
青森市フェスティバルシティ≪アウガ≫は魚菜市場やショップが混在する複合ショッピングビル。

この上映会で上映されたのは、県内各市町村で昭和31年から昭和50年までに撮影された11本の8ミリフィルム。
8ミリフィルく公開鑑賞会
いずれも現代のように、その時代の文化や風俗、家族等の記録を容易に映像に残すことができなかった時代の貴重な記録です。
大勢の買い物客で賑わっていたころの青森市の中心商店街やかつて温泉街にあった遊園地など、1本、1本フィルムを上映するたびに満員の会場は笑いや溜息に包まれます。
8ミリフィルム公開鑑賞会
上映会開会前の会場の様子。この後会場は満席に。

驚くべきは、どのフィルムも、しっかりとした撮影技術が垣間見れる、とてもアマチュアの作品とは思えないクオリティーの高さです。
日本の高度成長期、映画が大衆娯楽として普及・浸透していたせいでしょうか。
まるで、“ここを撮影しておけば、将来、誰しもの心の琴線に触れるだろう”ということを予期して撮影していたような“ツボ”を押さえた映像に、ただ単にノスタルジックな感傷に浸るだけではない、一種独特な感情の昂りを覚えました。
個人的には昭和47年、かつて青森市にあった≪松木屋≫デパートで行われた≪ゴジラ対ヘドラ≫公開時の≪怪獣ショー≫の8ミリ映像がツボでしたね(笑)。
怪獣ショー 青森市
実際に同映画で使用されたゴジラの着ぐるみが、こんな感じで全国行脚し、青森市にも来てたなんて・・・

もちろん私の母が提供した、私たち家族の記録も上映されました。
プライバシーを公にすることへのすこしの気恥ずかしさと、余程涙とは縁遠いノスタルジックな感傷・・・・・幼い頃の自分の姿や、鬼籍入りした大切な家族の姿さえも、記録映像として客観的に観れてしまうのは、あまりにも長い時間経過による記憶の希薄化のせいなのか、それともどこか異空間的感覚に陥る8ミリ映像の特質のせいなのか・・・

およそ2時間の上映会が終了して思ったのは、“やっぱり8ミリフィルムの映像と昨今のデジタルの映像は別ものだな”ってこと。
具体的にどこがどう違うってことの表現はうまくできないけれど、3分という制約のなかでフィルムに焼きつけられ、映写機を介してスクリーンに投影される映像という物理的条件が人のこころに与える心理的影響力、ひいてはメッセージ性って意外と大きいんじゃないかと思いました。

なお、国際芸術センター青森では、来る2月7日から3月15日まで青森公立大学の展示棟ギャラリーで開催される≪青森市所蔵作品展 歴史の構築は無名のものたちの記憶に捧げられる≫で、これら8ミリフィルムの再公開を行う予定とのことですので、興味のある方は是非、足を運んでみてください。

あ~あ・・・なんか8ミリ映画関連のコレクションにもチカラ入れたくなっちゃったな・・・
8ミリ映写機 8ミリカメラ
私が所有している“父の”8ミリカメラ、映写機、シングルフィルム
8ミリフィルム
8ミリフィルムを編集するための機器≪スプライサー≫と、8ミリ用の映画フィルム≪ポセイドン・アドベンチャー≫≪十戒≫≪キングコング≫≪シンドバッド7回目の航海≫


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