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これまでも、昭和の映画事情について書いてきました。

先頃、納戸の整理をしていたら、映画の記事やら広告やらを切り抜きしたノートが9冊ほど見つかりました。
このノートをみていると、1970年代後半の青森県内の映画にかかる記憶がはっきりと蘇ってきます。
あおもりに限定した内容になっちゃうし、興味のない方には“なんじゃこれ?”の内容ではありますが、その切り抜き記事をもとに、「バック トゥ ザ 1970年代!」です。

1976年。
6月18日の青森県内の映画上映案内です。
映画広告
ジャック・ニコルソン主演の名作≪カッコーの巣の上で≫やカルトホラームービー≪悪魔のシスター≫や≪悪魔の墓場≫が上映されてます。
高校生の頃の私が“みてれば良かったと思う映画ばっかし”と走り書きしてますが同感です。
劇場で観たかった作品ばかりです。
なんと当時、青森県内には、青森市に11館、弘前市に12館、八戸市に7館、五所川原市に4館、十和田市に3館、三沢市に2館、むつ市に2館の計41館の映画館があったんですね!

12月には、お正月映画としてリメイク版≪キングコング≫が公開されました。
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ヒロイン役のジェシカ・ラングが魅力的な映画でした。

1977年。
12月25日に喜劇王チャールズ・チャップリンが亡くなりました。
映画切り抜き
このとき、チャップリンの映画を上映中の映画館で突然、映写がストップし、場内にチャップリンの訃報を伝えるアナウンスが流れたという昭和の時代ならではの粋なエピソードが残っています。(あおもりの映画館ではありませんが)

この年の9月、≪世界が燃えつきる日≫というSF映画が上映され、その映画に登場する≪ランドマスター≫という装甲車が日本を縦断し、映画のPRを展開しました。
映画宣伝 昭和
当時、高校生だった私もこの装甲車を見に行きましたが、とてもちゃちくて、がっかりした記憶があります(笑)。
当時はこのての地方巡回型のキャンペーンが多かったですね。
映画広告
1979年に公開された≪メテオ≫のときも、≪メテオ≫号なるパチンコ屋の宣伝カー並みのキャンペーン・カーが鳴り物入りで全国縦断PRを行いました。

1978年
この年の話題作といえば、なんと言っても7月1日に公開された≪スターウォーズ≫ですが、年明け早々の3月にはスティーヴン・スピルバーグの≪未知との遭遇≫が公開されています。
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ほかにも≪フレッシュ・ゴードン≫、≪溶解人間≫などのカルトムービーも上映されるなど、SF映画がスクリーンを賑わした年でした。
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4月にはブルース・リーの未完成の遺作≪死亡遊戯≫が公開されました。
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そして同じ4月には絶大な人気を誇ったアイドルグループ≪キャンディーズ≫が解散。
キャンディーズ 解散
メンバーの一人、田中好子さんは女優に転身し、数々の名演技を披露しましたが、2011年に亡くなりました。

1979年。
≪ゾンビ≫、≪エイリアン≫といったホラー映画の名作が公開されたのがこの年です。
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1970年代後半は、アメリカンニューシネマの洗礼を受けた映像作家が、SFやホラーというジャンルムービーで当時の世相や社会不安を巧みに表現し、多くの傑作を生みだした時代でもありました。

この年の6月11日、名優ジョン・ウェインが他界。
映画切り抜き
病魔に侵されながらも勇敢な保安官役を演じた遺作≪ラスト・シューティスト≫はこころに染みる作品でした。

年が明けて1980年の1月16日には、ポール・マッカートニーが来日するも大麻を所持していたために、日本公演は中止。
ポールマッカートニー
先頃の日本公演の中止といい、この人はホント困ったちゃんですね。(笑)
ジョン・レノンは生前、ポールをおちょくった楽曲を作ったりしてましたけど、それも何となく納得がいきます。
でもそんなジョン・レノンはこの年の12月8日にストーカーの銃弾に倒れ、この世を去ります。
そして、この年は私が大好きな≪フジファブリック≫の志村正彦さんが誕生した年でもあるのです。

当時、映画の宣伝チラシには館名が必ず入っていたものです。
館名入り 映画チラシ
館名入り 映画チラシ

そしてそれぞれの映画館で個性のある情報紙を発行していたものです。
映画チラシ

・・・切り抜きを見てるうちに、あまりの懐かしさから、当時これらの映画を上映していた映画館の跡地を訪ねてみたくなりました。

≪弘前東宝≫、≪弘前スカラ座≫の跡地は駐車場になっていました。
弘前市 映画館跡

≪弘前ニューオリオン≫は歯科医院≪オリオン歯科≫に。
弘前市 映画館跡

≪青森ミラノ≫≪みゆき座≫はやっぱり駐車場。
青森市 映画館跡

≪青森東映≫は1階が100均ショップに・・・
映画館跡 青森市
なにかとても寂しいのですが・・・

≪奈良屋劇場≫はミニシアター系の映画館≪シネマディクト≫に生まれ変わりました!
青森市 映画館跡
≪シネマディクト≫の前には、≪奈良屋劇場≫時代の映写機が展示されています。
シネマディクト
劇場主さんの映画への愛情が伝わってきてなんだかほっこりした気持ちになります。

時代の変遷とともに移り変わる大衆娯楽の映画。
自宅で簡単に映画が楽しめちゃう時代の到来は、映画館の経営に大きな変革をもたらしましたが、自宅で少人数で楽しむ映画と映画館で見知らぬ者同士が感動を共有する映画は別もの。
やっぱ、映画は大きなスクリーンと、大音響、そしてたくさんの観客のなかで楽しみたいですよね。
映画館
映画全盛期に≪奈良屋劇場≫の前で入場待ちをする人たち。


(お願い)
誰か、これら青森県内映画館の在りし日の姿を撮影した写真をお持ちの方はいませんか?
もしおりましたら連絡いただければ幸いです。











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