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“我が家の納戸シリーズ”第2回目です。
これまでも度々とりあげてきた80年代サブカルチャーものです。
1980年代は出版物が大変おしゃべりな時代。
とても多くのことを語り、私たちの頭と心を刺激してくれました。
まずはその代表格。
ビックリハウス 宝島
≪ビックリハウス≫は、文化人、エキセントリックな感性を持て余してた一般読者が同じ土俵でふざけあう革新的な雑誌でした。この雑誌を機に世に出た著名人も、漫画家のみうらじゅんさん、放送作家の鮫肌文殊さんなど数知れず。
≪宝島≫は、アート、映画、音楽などなど時代の最先端発信基地的雑誌でした。
サウンドール
YMOやその周辺ミュージシャンの特集記事が多かった≪サウンドール≫。YMOの散開とともに廃刊した潔い雑誌でもありました。
テッチー
やはりYMOなどのテクノバンドに特化した雑誌≪テッチー≫。細野晴臣さんや立花ハジメさんなどがセレクトした一般読者応募の楽曲を収録したソノシートが付録でした。

1980年代は現代のようにインターネットなどの情報収集ツールはありませんので、雑誌が果たす役割はとても大きく、数多くの雑誌が創刊されました。中には短命で終わった雑誌も。
MIDIA
≪MIDIA≫は(恐らくは)4号までで廃刊になったと思います。8月号表紙の日焼けした立花ハジメさんがメチャクチャ格好良いです。

メディアミックスとでも言うのでしょうか。
別々の媒体同士をくっつけた商品も多かった。
カセットマガジン
伝説のカセットBOOK≪TRA≫。お気づきの方も多いと思いますが“ART”の逆読みです。
坂本龍一さんの≪AVECPIANO≫は、映画≪戦場のメリークリスマス≫のサウンドトラックのアコースティックピアノバージョンを収録したカセットテープとのセット。細野晴臣さんの≪花に水≫。
当時としては斬新な録音技術を用いて収録した音などを収めたカセットテープ≪ホロフォニクス≫。まるで身近なところで鳴っているような臨場感あふれる“音”に思わず振り向いちゃいます。
細野晴臣
細野晴臣さんのソロアルバム≪NON-STANDARD MUSIC≫。MOOKが梱包されています。
カセットテープ
そうなんです。当時最もコンパクトな音楽ソフトはカセットテープ。カセットテープと携帯用カセットテープレコーダー≪WALKMAN≫を持ち歩くのが“ナウ(死語)”だったんです。

当時のコンサートパンフもいろいろと工夫されたものが多かったです。
コンサートパンフレット
高橋幸宏さんの1982年、初ソロツアーのパンフレットはLPレコードジャケットサイズ。
大貫妙子さんはCDを化粧箱に収めたパンフレットを作り、立花ハジメさんはビデオテープでした。

1980年代はオシャレなものを追い求めた時代でもありました。
音楽にもその傾向は顕著で、“原宿系”なんて言葉でもてはやされたオシャレミュージックが流行しました。
サロンミュージック ピチカートⅤ
≪ピチカートⅤ≫は1984年に結成、1990年代には≪フリッパーズ・ギター≫などと共に≪渋谷系≫を代表するバンドとなりました。≪サロンミュージック≫は、国内のみならず海外でも評価の高いバンドでした。

オシャレといえば、当時の企業ポスターもまたオシャレなものが多かった。
アンディウォホール
これは坂本龍一さんがCMキャラクターを務めたワインのPRポスター。
なんと!アンディ・ウォーホルと坂本龍一さんのコラボです。
80年代後半はバブル景気もあり、広告予算も湯水のように使えたのでしょうね。

アナログレコード盤だって、只の黒いビニール盤じゃないのが1980年代。
ピクチャーレコード
さまざまなピクチャーレコードが作られました。
その流れを汲んだのが現代のテクノポップアイドルのきゃりーぱみゅぱみゅ。
80年代テクノを現代に復活させたきゃりーちゃんは、しっかりピクチャーレコードを製作しました。

そして1980年代のアイドルといえば、戸川純さん。
戸川純
本当に可愛らしくて、美しくて、ときにちょっと怖くて・・・いまでも私のアイドルに変わりはありません。

1980年代と言えば、絶対に忘れちゃあいけないのが≪MELON≫。
MELON
≪プラスチックス≫の中西俊夫さん、佐藤チカさん等が在籍したニューウェーヴバンドです。
音楽プロデューサーの桑原茂一さんが原宿に開いた日本初のクラブ≪ピテカントロプス・エレクトス≫を拠点に活動しました。
ネオン管を使用したパフォーマンスや奇抜なファッション、ヒップホップやエレクトロサウンドを根っこにした音楽性などなど、その格好良さは鳥肌モノでした。
MELON

昔懐かしい≪芝浦INK STICK≫で行われた≪MELON≫のLIVEチラシは私の宝物のひとつです。
MELON

だが、しかし・・・やがてそんな楽しい時代にも終焉のときが・・・
細野晴臣さん、高橋幸宏さんのレコードレーベル≪YEN≫、坂本龍一さんの≪MIDI≫傘下の≪SCHOOL≫などが役目を終えて閉業。やがて日本はバブルが弾け、厳しい冬の時代を迎えます。
MIDI YENレーベル
≪YEN≫、≪MIDI≫の情報紙など。
YENレーベル
≪YEN≫の卒業記念アルバム。ゲルニカ、テストパターンなどの≪YEN≫在籍アーティストが集結。
以前、ブログで紹介した細野晴臣さんの隠れた名曲≪夢見る約束≫も収録。

そして音楽もまた“薄汚い”を意味とする≪グランジ≫がマイケル・ジャクソンなどの優雅な佇まいを魅力とするミューシャンをヒットチャートから引きずり下ろします。

そう。カート・コバーン率いる≪ニルヴァーナ≫の時代、1990年代がやってくるのです。


※カート・コバーンコレクションは私の過去のブログを見てね!
 近々、カート・コバーンコレクションの第2弾も予定してます。
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NHKの「ニッポン戦後サブカルチャー史」楽しいですよね。特に1980年代編は思い入れの深いアーティストなんかがたくさん紹介されてて、私も思わず見入っちゃいました。

2014/09/23(Tue) |URL|ヒィラノサウルス [edit]

NHKニッポン戦後サブカルチャー史

毎週楽しみに観ている「ニッポン戦後サブカルチャー史」ですが80年代編に感心していたら、こちらの内容の凄さに圧倒されました。私がフォロー出来た範囲はせいぜいカセットブックぐらいな物です。それも当然のように四散してしまいましたが…
90年編も勿論楽しみにしています。

2014/09/21(Sun) |URL|友蔵(デルス改め) [edit]
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