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今日は音楽以外のことを書こうと思ったんですが、地元新聞≪東奥日報≫を開いたら、なんとも悲しいニュースが書いてあったので、今日も音楽の話題を。
新聞の記事はこれです。
東奥日報
城下街弘前市で長年愛されてきたライヴハウス≪亀ハウス≫閉店のニュースです。
国立弘前大学の近くにあった≪亀ハウス≫は、22年間営業してきましたが、“インターネットなどで簡単に音楽を楽しめる時代の到来と演奏するバンドや客の減少”により経営が困難になり閉店するという内容です。
悲しいニュースなどと書いておきながら(先日のブログにも書いたとおり)青森市に住む私はどうしても市内のライヴハウスを利用しがちなので、≪亀ハウス≫でのライヴ参戦経験はありません。
ただかつて、この≪亀ハウス≫から毎週テレビ番組の放送をしていた弘前市出身のロックバンド≪人間椅子≫は知っていますし、その番組もよく観ていました。

時代の変遷というのは非情です。
それまで多くの人々の生活に彩りを与えてきたさまざまな文化を、情け容赦なく削ぎ落としてしまうのですから。

県外への若者の流出が著しく、便利なネットでの購入が定着してしまったあおもりは、とくにこの傾向が顕著です。
かつては街にたくさんあったCDショップはいまや数える程度。同時に楽器店も無くなってしまいました。
地元資本のDVDやCDのレンタル店、書店もことごとく閉店に追い込まれ、映画館はシネコンが台頭、外国資本にものをいわせて地元のおもちゃ屋を壊滅状態に追い込んだ大手おもちゃチェーン店もいまや幼児玩具とTVゲームの専門店に落ちぶれる始末です。

だが、しかし・・・
インターネットやスマートフォンの普及、大型チェーン店などの地方進出を批判することは筋違いでしょう。
地方がもっと努力して地元の商業が活性化する方法を模索すべきとの意見にも同意せざる得ません。
ですが、やはり資本力の格差が商品価格や各種サービスに反映してしまう以上、地元の商店に勝算がないのも事実です。

と、なると私たちにできることは、
“自分の街に愛着があるのなら、また愛着の持てる街にしたいと思うなら”
ものを購入するということの社会経済的意味をしっかりと認識した消費者になることが必要なのかも知れません。
欲しいものを入手するという受け手の意識だけで消費社会をとらえるのではなく(送り手として)、商品を入手したことによって生ずる収益の動きを意識することも必要なんだと思います。

具体的には、商品価格に送料や代引料金を加えるとほぼ地元商店で買う価格と変わらないものであれば、少し面倒でも足を運んで地元で購入するとか、商品を取り寄せてもらうとか・・・そういうバランス感覚でしょうか。

≪亀ハウス≫閉店のニュースには、私たちの街がこれ以上味気ないものになってしまわないよう、自分にできることをまずやらねば、と考えさせられました。

なんか少し深刻な話題になっちゃいましたが、そんな時代の変遷のなかで消えていったいくつかのアイテムを紹介して今日のブログは終えたいと思います。

≪8mmフィルム・カメラ≫
8mmカメラ フィルム
ビデオカメラが普及するまでの間、家族の思い出を記録したりプライベートムービーを製作したりするアイテムだったのがフィルム式8mmカメラでした。
画像のカメラはシングル式のもの。
カメラ横の3個のフィルムはスーパー式のもので、コダック社のもの。スピルバーグ製作のSF映画≪SUPER 8≫にもこのフィルムが登場しましたし、確か≪桐島、部活やめるってよ≫もスーパー式8mmカメラでゾンビ映画撮ってたような・・・
下段のフィルムは映画≪ポセイドン・アドベンチャー(ダイジェスト版)≫と≪十戒(予告編)≫のもの。
ビデオが無かった時代、自分の好きな映画を所有したければこのようなフィルムで所有するしか手段はありませんでした。

≪アナログ・シンセサイザー≫
ローランド SH-2
これは≪ローランド≫の≪SH-2≫というアナログ・シンセサイザーです。
いろいろなツマミとかいじくってようやく音が出たときの嬉しさは格別!(笑)
デジタル・シンセサイザーにはない味わい深い音がアナログ・シンセの魅力です。

≪アナログ・レコード(シングル盤)≫
アナログレコード シングル盤
≪ジェームズ・ブラウン≫≪スティービー・ワンダー≫≪ゾンビーズ≫・・・みんなアナログ盤で聴くに限ります。
テクノの帝王≪クラフト・ワーク≫だってアナログ盤が一番。

時代の移り変わりのなかで消えていったこれらのアイテムに共通するのは、必ずしも効率性や合理性を評価できるシロモノではないということ。
8mmフィルムは僅か3分の映像を撮影するのに現像料を含めると3千円ほどかかりますし、撮り直しもできない分、撮影の失敗も許されません。加えてフィルムは傷が付きやすく取扱いには細心の注意が必要です。
アナログ・シンセサイザーは電圧のちょっとした変化でチューニングが狂ったり、ライヴ中に音色を変えることさえままなりません。
アナログ・レコードはノイズ音は覚悟の上、傷でも付けようものなら針飛びを起こして満足に曲を聴くことさえできません。

でもそれでいいんです。
それがいいんです。

駅のホームでみんながみんな、スマートフォンに顔を落としているなか、ひとりだけ遠くの景色を眺め、もの思いにふけっているOLさんに胸がときめいてしまうような私には。






















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弘前駅前のロードヒィーティング

人間椅子ってなんとなく青森県って感じがしていました。
弘前は仕事で3日間居ただけなんですが食べ物が大変美味しかったです。ライブハウスがあったなんて気が付きませんでした。
弘前大学に足を伸ばさないと見付からなかったんですね。
アナログEP盤は最近私の周りでは盛り上がっています。
バーのマスターが努力の末、入手。常連さんはEP版を探し持ち寄っては楽しんでいます。
RHは地熱を使った省エネ仕様です。

2014/04/22(Tue) |URL|友蔵(デルス改め) [edit]
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