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ここ1週間の私的ビッグニュースと言えば、サッカーワールドカップの日本代表チームの敗退はもちろんですが、なんと言ってもチャットモンチーが7月4日に武道館で行ったラストワンマンライヴですね。
チャットモンチー
仕事があるんで、さすがに参戦することは出来なかったけど、WOWOWで放送された生中継で彼女らの勇姿はしっかりと記憶に焼き付けました。
ライヴ終盤、感極まり涙するふたりの姿に私も思わずもらい泣き(笑)。同時にいろいろな思い出が蘇りました。

チャットモンチーは、テレビの音楽番組で≪シャングリラ≫のパフォーマンスを観たのが最初ですから、2006年、今から12年前です。
当時の私は、遅らせばながらニルヴァーナなんかのグランジロックにハマっており、邦楽からはちょっと距離を置いていたのですが、テレビで観たチャットモンチーのパフォーマンスに衝撃を受けました。
加えて、後に彼女らの代表曲となる≪シャングリラ≫のキャッチーでありながら骨太なサウンド、独特な歌詞にも魅了されましたね。

“携帯電話を川に落としたよ。笹船のように流れてったよ。アアア・・・”

きっと、携帯電話を川に落としたら、笹船のようには流れていきません。ぶくぶくと沈んじゃいます。(笑)
でも、恋する男性目線で書かれたこの歌詞に違和感はありません。
大好きな女性との心のすれ違いをどうすることも出来ないままに会話を終えた携帯電話は、本当の気持ちを伝えたい思いに揺らぎながら、きっと水面を笹船のように流れていくんだと思いますから。

ミニアルバムの≪chatmonchy has come≫、ファーストアルバムの≪耳鳴り≫、セカンドアルバムの≪生命力≫と、音楽的にもセールス的にも躍進を続ける彼女らのライヴに初参戦したのは、2009年5月14日、青森市民ホールで行われた≪Hall in love Tour 2009≫の青森公演。
伝説のバンド≪スーパーカー≫のメンバーであり、チャットモンチーのプロデューサーでもあった青森県十和田市出身のいしわたり淳治さんが客席にいたため、初のホールツアーの緊張に輪をかけて・・・という過酷な状況下で行われたライヴでしたね(笑)。
チャットモンチー
2009年5月14日、青森市民ホールで行われた≪Hall in love Tour 2009≫の青森公演での記念撮影。

同年8月22日、宮城県≪風の草原≫で開催された野外ロックフェス≪ROCK ROCK こんにちわ in 仙台≫が2度目。
スピッツがプロデュースした野外フェスで、参加アーティストは、チャットモンチーのほか、スキマスイッチ、MONGOL800、KREVA、ユニコーン、アジアンカンフージェネレーション、スピッツ、そしてスペシャルゲストが平井堅という面々でした。
この野外フェスは“いつかは自分の子どもと大好きなロックイベントに参加したい”という思いが達成できた、私的にはとても思い出深いイベントでした。
もっとも、当時中学生だった次男坊は、炎天下の下、始終立ちっぱなしの野外フェスに懲りたらしく、それ以後は私の誘いを頑なに拒み続けたため、最初で最後の親子参戦になってしまいましたけど(泣)・・・まあ、だからこそ、私にとっては、忘れられない思い出
になっています。
初っ端に登場したチャットモンチーは、ユニコーンなどの大御所バンドに負けないくらいにパワフル。同年3月にリリースした≪告白≫からの楽曲に≪シャングリラ≫などの代表曲を加えたセットリストで盛り上げてくれました。
息子とともに観たチャットモンチーのライヴは、ホント、私の今際の際、走馬灯のように巡るであろう記憶の一場面として必ず現れるであろう思い出です(笑)。
ロックロックこんにちわ
≪ROCK ROCK こんにちわ in 仙台≫等々、チャットモンチーのライヴチケットの半券は大切な思い出の品。

3回目にして、最後のライヴ参戦は2012年の全国ツアーで訪れた、≪青森QUARTER≫です。
前年8月にドラムの高橋久美子さんが脱退し、二人体制となったチャットモンチーのライヴでした。
ライヴハウス故、真近で観る橋本絵莉子さん、福岡晃子さんの可愛くカッコいいお姿におじさんメロメロ(恥)。
演奏フレーズを連続再生する機器≪ループステーション≫の導入や、二人がドラム、パーカッションなどの楽器を複数演奏することで3人体制の頃と遜色ないパフォーマンスを展開するなど、サポートメンバーを入れることなく、努力と工夫で成し遂げたこのライヴ体験は、単なる娯楽(=音楽)という枠を超えて、私の人生観にも影響を与えてくれたように思えます。
他力本願で苦境を乗り越えることが当たり前になっていたオヤジが、娘ほど年齢の離れた女の子たちに真摯に仕事に取り組む姿勢を学ぶなんて情けないにも程がありますが、彼女らのひたむきな姿にとても感動したことをいまでも憶えています。
チャットモンチー

そして解散・・・否、「完結」。
ラストアルバム≪誕生≫は、打ちこみなどの新たな表現手法を導入した意外なものでした。
チャットモンチーといえば、生音やアンサンブルにこだわりのあるバンドという印象でしたので、初期の楽曲を知るファンにしてみれば違和感も否めないと思いますが、私は大好きなアルバムです。
オリジナルメンバー二人による曲づくりやライヴパフォーマンスへのこだわりを追求した結果行きついた手法が打ちこみなんだと思うし、何より素晴らしいのは彼女ら自身が新しい手法の導入によってもたらされた新しい表現のカタチを思いっきり楽しんでいること!
チャットモンチー
私のチャットモンチーのベストアルバムはこの3枚です。≪耳鳴り≫、≪告白≫、そしてラストアルバム≪誕生≫。

≪誕生≫の7曲目、≪びろうど≫で子どもの声がコーラスに混じっているな、と思ったら、何と橋本絵莉子さんのご子息でした。
≪シャングリラ≫でブレイクした頃、まだ幼さが残っていた橋本さんもいまは一児の母なんですね。
親と子を繋ぐ音楽・・・思い出すのはやっぱり、息子を急き立てて豆粒のようなチャットモンチーに向けて一緒に手を振った、あの2009年の夏の日のこと・・・

ああ、何と幸せなラストアルバムなんだろう!




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