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先日、ぶらりと青森県五所川原市へ。
五所川原市といえば立佞武多(たちねぶた)が有名ですが、思えばいつも郊外のショッピングモールばかりで市内を訪れる機会が少ないな、と思い今回は市内散策と参りました。
ちょうどその日は、≪軽トラ市≫というイベントが行われていて街中は多くのひとで賑わっていました。
まずは≪立佞武多の館≫を見学。
立ちネブタの館
立ちネブタの館
≪立佞武多の館≫

お次は≪立佞武多の館≫の向かいにある飲食店が連なる≪トカトントンスクエア≫へ。
テレビ番組で紹介されていた≪麺屋遊仁≫の蛤そばが目当てだったのですが、同市金木町出身の作家太宰治の資料館≪思ひ出の蔵≫を発見し、入館。
こんなところに太宰治ゆかりの施設があるなんて今の今まで知りませんでした。
太宰治
お笑い芸人の又吉直樹さんが≪火花≫で芥川賞を受賞した際に、最も影響を受けた作家として太宰治の名前をあげ、地元のテレビ番組にも幾度か出演してくれたお陰で、あおもりは今ちょっとした太宰ブーム。
私も久々に太宰作品を読みたいなと思っています。
太宰治
≪太宰治 思ひ出の蔵≫

≪思ひ出の蔵≫を見学したあとは≪麺屋遊仁≫に直行。
五所川原市 遊仁
≪トカトントンスクエア≫内の≪麺屋遊仁≫
五所川原市 遊仁 
お目当ての蛤そばを美味しくいただきました。

先週、仕事で東京を訪れましたので、以前からぜひ行ってみたいと思っていた大田区蒲田のイワシ料理のお店≪スズコウ≫へ。
スズコウ

≪スズコウ≫はロックバンド≪フジファブリック≫の志村正彦さんゆかりのお店としてファンの間では有名です。
スズコウ
≪フジファブリック≫と≪スズコウ≫

なんでも≪志村シート≫なる、志村さんが生前来店したときに座った席が人気だとか・・・が、お店に入るなり、「今日は予約で満席です」・・・ざ、残念。泣く泣くお店を後にしました。
次はいつ来れるんだろ・・・トホホ・・・(泣)

でも、めげちゃあいられない。翌日、同じく蒲田を訪れ、つけ麺のお店≪宮元≫へ。
蒲田 宮元
煮干しつけ麺≪宮元≫

このお店、オープンして僅か1年で、大田区の≪食べログ≫人気つけ麺店の第一位を獲得したんだって!
こりゃあ楽しみだってんで、開店時間の30分前にお店を訪れたら、すでに20人位の行列が・・・
帰りの新幹線の時間もあったけど、昨日の≪スズコウ≫の無念もあったので、そこは迷うことなく並びましたとも。
およそ50分、ようやく入店。特製極濃煮干しつけ麺をいただきました。
蒲田 宮元
濃厚かつクリーミーなつけ汁でいただくつけ麺はこれまでに経験のない深く繊細な味わいで、最初ひと口の衝撃は相当でした。
ただ、私のようにちょっと食の細いひとは、その濃厚さと、固めで食べ応えのある麺は後半ちょっとしんどくなるかも。
因みに私は中盛(300g)をいただきました。
蒲田 すずらん通り
≪宮元≫は蒲田≪すずらん通り≫にありました。因みにここは往年の漫画ファンならご存知あろう≪750ライダー≫の作者石井いさみさん出身の地とのこと。

普段、食へのこだわりはない私ですが、つけ麺だけは旅先とかでもついついこだわっちゃうんですよね~(笑)。









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これまで映画コミカライズ作品について、ほぼ憶測のみで連載してきました(笑)。
まとめますと、映画コミカライズ作品は1950年代、子どもの漫画雑誌での掲載を主流とし、主に当時ブームだった怪獣映画の漫画化というスタイルで普及したと思われます。
1960年代に入ると、《まんが王》などの少年誌が、外国映画の名作・話題作のコミカライズにも積極的に取り組み、映画コミカライズ作品の幅を広げるとともに評価を定着させます。
1970年代、一定の評価を得た映画コミカライズ作品は、それまでは雑誌の掲載作品あるいは付録本として発表されていましたが、単行本化されることも多くなり、いよいよ秋田書店の《月刊(別冊・増刊)少年チャンピオン》、《月刊(別冊・増刊)プレイコミック》などの雑誌で連載されるまでに。
インディペンデント通信社南町支局さんが2015年5月に発行した研究本《劇画ロードショーの世界 劇場公開映画のタイアップ企画が生んだ魅力の作品群》によりますと、《月刊(別冊・増刊)少年チャンピオン》では、1973年6月号に掲載されたウィリアム・ワイラー監督、チャールトン・ヘストン主演の名作《ベン・ハー》を皮切りに、1978年1月号のパニック映画(当時はスパック映画なんて銘打っていましたが・・・)《オルカ》まで、53作品の掲載があったとされています。
劇画ロードショーの世界
《劇画ロードショーの世界 劇場公開映画のタイアップ企画が生んだ魅力の作品群》
自費出版ながら名著です!

コミカライズ作品の顔ぶれも《ゴジラ対メカゴジラ》といった映画コミカライズ黎明期を彷彿させる怪獣映画からブルース・リー監督・主演作品の《ドラゴンへの道》、オカルト映画全盛期での《エクソシスト》や《ヘルハウス》、歴代映画興行成績を塗り替える大ヒットとなった《ジョーズ》、《タワーリングインフェルノ》など多種多彩。
劇画ロードショー
《月刊(別冊・増刊)少年チャンピオン》掲載作品の数々。
劇画ロードショー
作画を担当したのは、たなべせつをさんや桜多吾作さんなど。
劇画ロードショー
とてもヴァリェーションに富んだ顔ぶれです。
劇画ロードショー
たなべせつをさん作画の≪ドラゴンへの道≫。ちょっとブルース・リーのイメージとはかけ離れていますが、とても良く漫画として構成されています。
劇画ロードショー
なんと≪エイトマン≫の桑田次郎さんがアクション映画≪ローズバッド≫をコミカライズ。

一方、成人誌ゆえに比較的大人向けのコミカライズ作品を掲載し続けた《月刊(別冊・増刊)プレイコミック》は、1971年11月号の《吼えろ唐獅子》を筆頭に、1982年1月号の《勝利への脱出》まで45作品を掲載。
そのラインナップは《ローラーボール》、《恐竜の島》、《世界が燃えつきる日》などのSF映画、《恐怖の報酬(ウィリアム・フリードキン監督のリメイク版!)》、《ローリングサンダー》、《暁の7人》《ジャガーノート》などマニアックなファンを持つサスペンス・アクション映画、《遠すぎた橋》、《ワイルドギース》といった戦争映画などなどこちらも多彩。
劇画ロードショー
《月刊(別冊・増刊)プレイコミック》のちょっとアダルトなラインナップ。
劇画ロードショー
≪フレッシュ・ゴードン≫なんていうポルノSF映画までコミカライズ。さすが成人誌!
劇画ロードショー
新谷薫さん作画の戦争スぺクタル映画≪遠すぎた橋≫。
劇画ロードショー
ウィリアム・フリードキンがリメイクした≪恐怖の報酬≫までがコミカライズ。

1970年代はこれら秋田書店発行雑誌のほかにも、少年マガジンや少年サンデーなどの漫画雑誌で映画のコミカライズ作品が掲載されるなど、まさに映画と漫画が密接にタイアップしていた時代だったと言えますが、なぜか1980年代に入るとこれらのタイアップ企画は一気に消え失せます。
劇画ロードショー
週刊少年サンデー1975年6月号掲載≪タワーリングインフェルノ≫作画はさいとうたかを氏。
映画コミカライズ
月刊少年マガジン1976年10月号、11月号に前・後編で掲載された1976年リメイク版≪キングコング≫。
映画コミカライズ
映画公開時に発売された≪スターウォーズ≫、≪エイリアン≫のコミカライズ。

一説には、角川映画がマルチメディア方式による新しい映画広報の手法を確立したため衰退したとも言われていますが、真意は分かりません。が、子ども向けの漫画から大人向けの劇画へと転身を図ったこれらコミカライズ作品の需要が、1970年代中頃の劇画ブームの衰退とともに人気に陰りが出始め、1980年代に終息したとも考えられます。

・・・そして、“映画のコミカライズ(漫画化)”から“コミックス(漫画)の映画化”という全く逆の発想による手法が定着する時代へ。

《バットマン》や《スパイダーマン》などのコミックスの映画化が古くから定着していたアメリカは言うに及ばず、日本でも《20世紀少年》、《デビルマン》、最近では《進撃の巨人》や《バクマン》など、映画に限らずテレビドラマまで、コミックスの映像化という手法が当たり前になりました。
この逆転の構図には、その時代を代表するサブカルチャーの“チカラ”とでもいうべきものが強く反映しているように思えます。
かつては“大衆娯楽の王様”とまで言われた映画が、テレビや映像ソフトレンタルショップの普及などにより“チカラ”を失い、日本国内のみならず世界市場までを席捲する勢いを持った“漫画”が娯楽の主流となったいま、“コミックス(漫画)の映画化”という図式は当然のことなのかも知れませんね。

(追記)
ここ1年程、必死になってこれら映画コミカライズ作品の掲載誌を収集している私でさえ所有しているのは、《月刊(別冊・増刊)少年チャンピオン》で17冊(作品)、《月刊(別冊・増刊)プレイコミック》にいたっては僅か3冊(作品)。トモブックス社の《ベン・ハー》や《まんが王》付録の《アラモ》などは毎日、ネットにかじりついて漸く入手できたというという塩梅。これら作品の多くが需要も少ないため再販されず、現存するものがすべてでかなり入手困難です。私自身、未読作品が圧倒的に多いのです。

前述の研究本を編纂されたインディペンデント通信社南町支局の編集長さんも言及しておりましたが、是非ともこれら作品を幻の作品群にはせずに単行本化して後世に残してほしい!《映画秘宝》さんあたりに一肌脱いでもらいたい!(笑)と、切に思う次第です。

終わりに、今回のブログ連載において参考とさせていただきました《劇画ロードショーの世界 劇場公開映画のタイアップ企画が生んだ魅力の作品群》を編纂されましたインディペンデント通信社南町支局編集長様の苦労と努力に心から敬意と感謝を申し上げます。
                                                                              (完)


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