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あけましておめでとうございます。
今年も取りとめのないマニアックな世界を書き殴って(笑)参りますのでよろしくお願いいたします。

思い返せば、2018年は私的に、いまひとつしっくりこない1年だったというか・・・まあ年齢も年齢ですから、たえず時代と己の価値観のズレは感じているのですが、それを差し引いても「オレって、時代の流れについていけてない!」ってことを改めて実感した1年だったわけです。
世の中で持て囃されるもの、主流となりつつあるもののほとんどがしっくりこない・・・ときにはストレスにすら感じてしまう・・・
流行りの音楽や映画なんかのサブカルさえも「どこが良いのか分からないよ~」っていうものが多すぎて。

そんなときに手にしたのが梶井基次郎の≪檸檬≫という短編小説。
梶井基次郎 檸檬
明治から昭和にかけて優れた短編小説を生み出し、31歳の若さで肺結核を患い世を去った夭折の作家が描く作品世界に胸を撃たれました。
私は梶井基次郎について多くを知りませんが、恐らく心の病を患っていたのでしょうか・・・私小説の≪檸檬≫では、それまで自分の心の糧となっていた絵画、文学、音楽など、すべての社会通念的に“美しいとされるもの”、そして己自身も“美しいと思えたもの”に病的な拒否反応を示す姿が描かれます。
己の価値観の瓦解、失望を抱えて立ち寄った一軒の八百屋で手にした檸檬。
梶井は汚れなく黄金色に輝く紡錘形の檸檬を懐に忍ばせ、≪丸善(書店)≫に向かうと、画集を見開き、多彩な絵画のどれひとつとして己の心に響かないのを認めると、画集を丹念に積み上げ、その上に“手榴弾”と化した檸檬を置くのです。

“その檸檬の色彩はガチャガチャした色の階調をひっそりと紡錘形の身体の中へ吸収してしまって、カーンと冴えかえっていた。”

なんとささやかで、機知に富む、美しく過激なテロリズム・・・
別に私の老化による単なる世間ズレ(笑)と、この稀代の名作を重ね合わせるわけじゃないけれど、なんか今の自分の心に染みいった作品だったわけです。

話は変わりますが、昨年暮れの≪平成≫最後となる≪紅白歌合戦≫は、世間ズレした私(笑)も十分に楽しめました。
最近のアーティストでご贔屓なPerfume、Suchmos、欅坂46等々のライヴパフォーマンスには胸が躍りましたし、私の青春時代のアイコン、松任谷(荒井)由美、松田聖子の登場でノスタルジックな感傷にも浸れましたし。
そんな出演陣のなかでもとりわけ話題になったのが、米津玄師のテレビ番組初出演。
そして≪紅白歌合戦≫で生歌を披露したのが、いみじくも≪Lemon≫という楽曲でした。
“ひょっとして米津玄師も梶井基次郎の≪檸檬≫を読んで感銘を受け、そんでこのタイトル?”なんてことを思いながら歌詞をまじまじと読みながら観賞したのですが、あまり関係はなさそうですね(笑)。

なんか話題が音楽寄りになってきましたので、私の昨年のヘビロテ曲をいくつか。
以前も書きましたが、私の場合、アナログ(レコード)で音楽を楽しんでいるが故、どうしても古い楽曲になっちゃいますのでそこはご容赦を。
まずは、やはり私の青春時代のアイコン、松田聖子の各種アルバムなんですが、数あるアルバムの中でも≪Candy≫ですね。
アイドル歌手のアルバムと侮るなかれ。≪Candy≫に収められた楽曲の数々を手がけたのは大瀧詠一、細野晴臣、南佳孝、財津和夫といった日本を誇るアーティストの面々、そうそう作詞は全曲、松本隆です。
このアルバム、何が凄いって(言葉は不適切かも知れないけど)捨て曲が無い!
収録されている10曲のすべてがシングルカット出来そうなくらいにキャッチーな名曲揃い、という恐ろしいアルバムなんですね。
1982年のリリースですので、バブル時代突入前夜のそうそうたる面々による華やかかつ贅沢なアルバムと言えます。
お次は、シーナ&ロケッツの≪真空パック≫。
収録曲≪YOU MAY DREAM≫が、NHKの連続テレビ小説≪半分、青い≫で使用されたことで、このアルバムを知ったひとも多いと思います。
永野芽郁ちゃん演ずる鈴愛等が「♪ それがわたしの素敵なユメェ~ッ ♪」って合唱した、あの楽曲です。
半分、青い 
≪半分、青い≫で≪YOU MAY DREAM≫を歌い、踊るシーンは感動的な名シーンでした。

≪真空パック≫は、1979年にリリースされたシーナ&ロケットの2ndアルバムで、同時期に≪ソリッド・ステート・サヴァイヴァー≫で日本中にテクノポップブームを巻き起こすYMOのメンバーが全面サポートしたことでも有名。
YMOの海外ツアーのセットリストにもなった≪RADIO JUNK≫も収録された名盤ですね。
昭和 名盤
YMOといえば年明け早々に、NHKBSで≪ソリッド・ステート・サヴァイヴァー≫のマスター音源を40年ぶりに解析する番組が放送されましたね。
≪サカナクション≫の山口一郎さんや≪電気グルーヴ≫の石野卓球さん等が行う≪ソリッド・ステート・サヴァイヴァー≫の分析も面白かったのですが、当時、YMOの活動を支えた松武秀樹さん、横尾忠則さん、そしてシーナ&ロケッツの名ギタリスト鮎川誠さん等の社会現象にまでなったYMOとの思い出話がとても楽しい番組でした。
YMO
≪ソリッド・ステート・サヴァイヴァー≫のジャケットを再現する御三方。改めて凄い面々!

最後に・・・
2018年のコレクション事情といえば、私のライフワークになりつつある、映画コミカライズ作品の収集は、劇画ロードショー掲載の少年チャンピオンも残すところあと4冊でコンプリートというところまで来て、パタリと止まってしまった感があります。
劇画ロードショー 少年チャンピオン
この残り4冊というのがヒジョーに入手困難なやつばかりで、これは気長にいかねばならんな、と。
少年漫画誌の付録や劇場で販売された小冊子版はいくつか増えました。
特に≪魔獣大陸≫は、私が子どもの頃、頻繁にテレビ放映されていたSF映画のコミカライズですので入手できて嬉しかったですね。
映画コミカライズ
≪魔獣大陸≫は、現在、40、50歳代のひとにはトラウマ映画の1本になっているんじゃないでしょうか。

また前々回のブログで紹介した映画の原作本も着実にコレクション増殖中です。
昭和 映画原作本
左上の≪海ふかく≫は、東宝映画にして最恐のトラウマ映画≪マタンゴ≫の原作本。右上の≪呪われた極北の島≫は1970年代に公開されたディズニー映画≪地球の頂上の島≫の原作本。

2019年初っ端のブログは、いつにもまして、連想ゲームのような取りとめのない内容になってしまいました。
何とぞ、今年もよろしくお願いいたします。
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ここ1週間の私的ビッグニュースと言えば、サッカーワールドカップの日本代表チームの敗退はもちろんですが、なんと言ってもチャットモンチーが7月4日に武道館で行ったラストワンマンライヴですね。
チャットモンチー
仕事があるんで、さすがに参戦することは出来なかったけど、WOWOWで放送された生中継で彼女らの勇姿はしっかりと記憶に焼き付けました。
ライヴ終盤、感極まり涙するふたりの姿に私も思わずもらい泣き(笑)。同時にいろいろな思い出が蘇りました。

チャットモンチーは、テレビの音楽番組で≪シャングリラ≫のパフォーマンスを観たのが最初ですから、2006年、今から12年前です。
当時の私は、遅らせばながらニルヴァーナなんかのグランジロックにハマっており、邦楽からはちょっと距離を置いていたのですが、テレビで観たチャットモンチーのパフォーマンスに衝撃を受けました。
加えて、後に彼女らの代表曲となる≪シャングリラ≫のキャッチーでありながら骨太なサウンド、独特な歌詞にも魅了されましたね。

“携帯電話を川に落としたよ。笹船のように流れてったよ。アアア・・・”

きっと、携帯電話を川に落としたら、笹船のようには流れていきません。ぶくぶくと沈んじゃいます。(笑)
でも、恋する男性目線で書かれたこの歌詞に違和感はありません。
大好きな女性との心のすれ違いをどうすることも出来ないままに会話を終えた携帯電話は、本当の気持ちを伝えたい思いに揺らぎながら、きっと水面を笹船のように流れていくんだと思いますから。

ミニアルバムの≪chatmonchy has come≫、ファーストアルバムの≪耳鳴り≫、セカンドアルバムの≪生命力≫と、音楽的にもセールス的にも躍進を続ける彼女らのライヴに初参戦したのは、2009年5月14日、青森市民ホールで行われた≪Hall in love Tour 2009≫の青森公演。
伝説のバンド≪スーパーカー≫のメンバーであり、チャットモンチーのプロデューサーでもあった青森県十和田市出身のいしわたり淳治さんが客席にいたため、初のホールツアーの緊張に輪をかけて・・・という過酷な状況下で行われたライヴでしたね(笑)。
チャットモンチー
2009年5月14日、青森市民ホールで行われた≪Hall in love Tour 2009≫の青森公演での記念撮影。

同年8月22日、宮城県≪風の草原≫で開催された野外ロックフェス≪ROCK ROCK こんにちわ in 仙台≫が2度目。
スピッツがプロデュースした野外フェスで、参加アーティストは、チャットモンチーのほか、スキマスイッチ、MONGOL800、KREVA、ユニコーン、アジアンカンフージェネレーション、スピッツ、そしてスペシャルゲストが平井堅という面々でした。
この野外フェスは“いつかは自分の子どもと大好きなロックイベントに参加したい”という思いが達成できた、私的にはとても思い出深いイベントでした。
もっとも、当時中学生だった次男坊は、炎天下の下、始終立ちっぱなしの野外フェスに懲りたらしく、それ以後は私の誘いを頑なに拒み続けたため、最初で最後の親子参戦になってしまいましたけど(泣)・・・まあ、だからこそ、私にとっては、忘れられない思い出
になっています。
初っ端に登場したチャットモンチーは、ユニコーンなどの大御所バンドに負けないくらいにパワフル。同年3月にリリースした≪告白≫からの楽曲に≪シャングリラ≫などの代表曲を加えたセットリストで盛り上げてくれました。
息子とともに観たチャットモンチーのライヴは、ホント、私の今際の際、走馬灯のように巡るであろう記憶の一場面として必ず現れるであろう思い出です(笑)。
ロックロックこんにちわ
≪ROCK ROCK こんにちわ in 仙台≫等々、チャットモンチーのライヴチケットの半券は大切な思い出の品。

3回目にして、最後のライヴ参戦は2012年の全国ツアーで訪れた、≪青森QUARTER≫です。
前年8月にドラムの高橋久美子さんが脱退し、二人体制となったチャットモンチーのライヴでした。
ライヴハウス故、真近で観る橋本絵莉子さん、福岡晃子さんの可愛くカッコいいお姿におじさんメロメロ(恥)。
演奏フレーズを連続再生する機器≪ループステーション≫の導入や、二人がドラム、パーカッションなどの楽器を複数演奏することで3人体制の頃と遜色ないパフォーマンスを展開するなど、サポートメンバーを入れることなく、努力と工夫で成し遂げたこのライヴ体験は、単なる娯楽(=音楽)という枠を超えて、私の人生観にも影響を与えてくれたように思えます。
他力本願で苦境を乗り越えることが当たり前になっていたオヤジが、娘ほど年齢の離れた女の子たちに真摯に仕事に取り組む姿勢を学ぶなんて情けないにも程がありますが、彼女らのひたむきな姿にとても感動したことをいまでも憶えています。
チャットモンチー

そして解散・・・否、「完結」。
ラストアルバム≪誕生≫は、打ちこみなどの新たな表現手法を導入した意外なものでした。
チャットモンチーといえば、生音やアンサンブルにこだわりのあるバンドという印象でしたので、初期の楽曲を知るファンにしてみれば違和感も否めないと思いますが、私は大好きなアルバムです。
オリジナルメンバー二人による曲づくりやライヴパフォーマンスへのこだわりを追求した結果行きついた手法が打ちこみなんだと思うし、何より素晴らしいのは彼女ら自身が新しい手法の導入によってもたらされた新しい表現のカタチを思いっきり楽しんでいること!
チャットモンチー
私のチャットモンチーのベストアルバムはこの3枚です。≪耳鳴り≫、≪告白≫、そしてラストアルバム≪誕生≫。

≪誕生≫の7曲目、≪びろうど≫で子どもの声がコーラスに混じっているな、と思ったら、何と橋本絵莉子さんのご子息でした。
≪シャングリラ≫でブレイクした頃、まだ幼さが残っていた橋本さんもいまは一児の母なんですね。
親と子を繋ぐ音楽・・・思い出すのはやっぱり、息子を急き立てて豆粒のようなチャットモンチーに向けて一緒に手を振った、あの2009年の夏の日のこと・・・

ああ、何と幸せなラストアルバムなんだろう!




 音楽を愛でる。  2017/11/26 (Sun)
昨日、11月25日は、作家の三島由紀夫さんの命日です。
三島由紀夫
47年前のこの日、自衛隊市ヶ谷駐屯地で発生した衝撃的な事件については今さら書くまでもありませんが、当時、小学生だった私は、周りの大人たちが動揺する姿に“なにかとんでもないことが起きたんだ”と、気持ちがザワついたのを憶えています。
「切腹」なんて言葉は時代劇でしか知りませんから、そんな言葉が唐突に現代社会で飛び交うことに酷く違和感を覚えましたし、何より、当時は三島由紀夫という作家が存在していたことすら知りませんでした。
でも、そんな漠然とした記憶であっても、子ども心に相当なインパクトがあったようで、高校生になったあたりから三島由紀夫という作家に興味を持ち始め、三島作品に没入することになります。
人並みに人生経験を積み重ね“人としての在り方”を学んできた私にいま、あの日の三島さんの行動を全肯定することは出来ませんが、高校生の頃の私は、決起に至るまでの思想的過程、市ヶ谷駐屯地のバルコニーでの悲壮感漂う演説、そして壮絶な死までをも全肯定していたように思います。
とてもドラマティックな生き方に思えたんですよね。
確固たる理念、思想のためには己の命を失うことさえ厭わない・・・そんな生き方、自分には到底無理だという自覚を前提とした憧れみたいなものだったのかな、なんてことをいまになって思ったりして。

最近、そんな若き日の自分を愛おしむよう(笑)に三島由紀夫さん関連の書籍をいろいろ読んでます。
三島由紀夫
紙のカバーに覆われて装丁が見えにくい書籍は、我慢しきれず遂に買っちゃった≪仮面の告白≫の初版本。
≪仮面の告白≫は再読したい作品ですが、読むのは文庫本にしておきます(笑)。初版本は保管用ですね。

んで・・・・
今日は、久しぶりに音楽について。
先日も書きましたが、最近、お気に入りのポータブルレコードプレーヤーでアナログ盤を聴くのが楽しくて楽しくて。
レコード
レコードコレクションは20歳代後半くらいまでハマっていましたから、コレクション数は相当な数にのぼります。
数えたことはありませんが、恐らく800枚くらいはあるかな。
若いころは、洋楽を聴くことが多かったんですが、最近はもっぱら邦楽ですね。
加えて、若いころはちょっと過激な音楽・・・パンクとかニューウェーヴとかを好んで聴いていたんですが、最近は大人しめの、それもちょっとセンチメンタルな気持ちになっちゃうような音楽を聴くことが多いです。やっぱ歳なんですかね(笑)。
ってなわけで、若い人にはあまり馴染みのないものばかりかも知れませんが、最近、私がよく聴いているアルバムを幾つかご紹介します。

まずは大貫妙子さん。
大貫妙子さんは、山下達郎さん等が在籍した伝説のバンド≪シュガーベイブ≫の元メンバー。
ソロデビュー後に発表した≪ミニヨン≫、≪アヴァンチュール≫、≪ロマンティック≫は音楽史に残る名盤だと思います。
ちょっと心が弱っているときに聴くと涙がこぼれちゃうような名曲揃いの3枚で、大貫さんの代表曲≪突然の贈りもの≫は、≪ミニヨン≫に収録されています。
坂本龍一さん等の全面バックアップを得て作製されたヨーロピアンサウンド三部作は、発売当時、先鋭的なサウンドも話題になりました。
大貫妙子 レコード
そういえば・・・大貫妙子さんの≪アヴァンチュール≫に収録された名曲≪ブリーカー・ストリートの青春≫を聴いてたら、なぜか、生前の三島由紀夫さんの姿(テレビで拝見した粋な三島さんの姿ですが・・・)が頭を過ってしょうがなかったですね。

あがた森魚さんのアルバムも名盤揃いです。アルゼンチンタンゴに果敢に挑んだ≪バンドネオンの豹≫はもちろんのこと、大貫妙子さん、鈴木慶一さん、細野晴臣さん等も参加した≪はちみつぱい≫のライブアルバムもお勧めです。≪はっぴいえんど≫の≪さよならアメリカさよならニッポン≫や細野晴臣さんの≪恋は桃色≫のライブバージョンも収録されてて貴重です。
あがた森魚 レコード

思わずジャケ買いしたくなるような≪はっぴいえんど≫、≪シュガーベイブ≫はマストアイテムですね(笑)。
なぜか≪はっぴいえんど≫のファーストアルバムだけ私のコレクションから抜け落ちてますが。
≪はっぴいえんど≫の音楽性は、≪くるり≫なんかのバンドに継承されてますね。
はっぴいえんど シュガーベイブ レコード

ちょっと大人な雰囲気を楽しみたいときはこの3枚。
加藤和彦さんのソロアルバム≪あの頃、マリーローランサン≫、高橋幸宏さん等が参加したピエール・バルー≪“おくりもの”≫はヨーロピアン。そして細野晴臣さんとコシミハルさんのコラボ、≪Swing Slow≫はオリエンタルなムード満載な心地よいミニアルバムです。細野晴臣さんをリスペクトするミュージシャンでは星野源さんが有名ですね。星野さんの楽曲の数々には細野サウンドを研究し尽くした成果が如実に表れているのではないでしょうか。
加藤和彦 細野晴臣 レコード

レコードって、そろりそろりとジャケットからレコード盤を取り出し、ターンテーブルに乗せ、静かに針を落とす・・・そのちょっと面倒な作業が、“これから音楽を聴く”っていう心構えを強いるんですよね。
なんでも気軽に楽しめちゃうこの時代に、敢えてそんなまわりくどい楽しみ方を選んじゃうんだから、レコードマニアの私なんかは相当な“M”なんだと思います。(笑)
でも、ドライブ中のBGMやお出かけの御供にスマホなんかでお気軽に聴く音楽もいいけれど、じっくりと人類の英知(=音楽)と向き合う時間もなかなか良いものですよ。






私にとって最も刺激的だった1980年代。
いまになって思えば、新しい時代の到来を予見させるさまざまなコンテンツに始終振り回されてた感はあるけど、これまでの人生を顧みて、最も音楽にハマったのもこの時代でした。

昨日、我が家の納戸に眠っていた、この時代を記録した大量のビデオテープを発見。
MTV、YMO、ニューウェーヴ、そして昭和天皇崩御などのラベルが貼られたこれらのビデオテープを無性に観たくなって・・・
でも、これらのビデオテープを再生するためのベータビデオデッキはとうの昔に壊れてて・・・
んで、ベータビデオデッキをネットで衝動買い。
ベータビデオデッキ
ベータビデオデッキの購入を迷っていたとき背中を強く押してくれたのは、1980年代に活躍した数多のアーティストたち。
名盤≪バンドネオンの豹(ジャガー)≫リリース直後のLIVEで熱唱するあがた森魚さん、≪TAIYO-SUN LIVE≫でダンス養成ギブスとの凄まじい格闘を見せつけた立花ハジメさん、終焉を迎えつつあったテクノポップブームのなかで結成されたラジカルTV、恐ろしくも美しいパフォーマンスが魅力の戸川純さん、そしてプラスチックスの中西俊夫さんや佐藤チカさん、後にシンプリーレッドの正式メンバーとなる屋敷豪太さん等によるニューウェーヴユニット、MELON・・・
ショコラータ かの香織
まるで映画≪ローマの休日≫のオードリー・ヘップバーンのように愛らしいショコラータのボーカル、かの香織さん。
ライブジャック
1980年代の代表的なバンドのLIVEを放送していた≪NORDICA LIVE JACK≫。
パール兄弟
≪NORDICA LIVE JACK≫で放送されたのは、パール兄弟や・・・
ラジカルTV
ラジカルTVや・・・
あがた森魚
あがた森魚さん等、ホント貴重なLIVEばかり。
ミュージックウェーヴ
NHKで放送された≪ミュージックウェーヴ≫。
ミュージックウェーヴ
出演アーティストは、BOOWY、サンディ&サンセッツ等々。
サンディ&サンセッツ
サンディ&サンセッツ・・・
MELON
MELONの中西俊夫さん。突然の訃報が哀し過ぎます。

彼ら、彼女らの、1980年代を駆け抜けたその姿があまりに魅力的で、毎日毎日、ビデオテープ1本、1本を、思い出を噛みしめるように観ています。

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気づけば、私も50歳代半ば。
ひとは年齢を重ねれば重ねるほど、楽しいこと、嬉しいことよりも、重過ぎて支えきれないほどの悲しみの方が多くなるんだな、なんてことを思う今日この頃。
年齢を重ねた分、確かにそれらを受け止めるこころの容量は大きくなっているのだろうけど、それを支える足腰の筋力は明らかに衰えてますから、人生の摂理とは言え、酷ですよね(笑)。
大切なひととの永遠の別れって、残された者の人生に取り返しのつかない後悔やら何やらを深く刻み込むもので・・・
年が明けるとともに旅立ったひとへの思いは、時間が経つにつれ、ますます整理もままならないけど・・・

この歳になるまで私の成長を支えてくれたかけがえのないひとにさようなら。
そして本当にありがとう。
私は、これからも年甲斐も無く、甘えたこと、泣きごとを並べながらも、前向きに頑張っていきますとも。

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
・・・ってちょっと遅過ぎますね。
新年早々なにやらバタバタ忙しいな・・・なんて思っていたら、2016年もすでに2週間ほど経過してました(笑)。

“今年は哀しいことのない穏やかな年になってほしいな”
そんなことを思っていたら、新年早々デヴィッド・ボウイの訃報が・・・
本当に残念です。
デヴィッド ボウイ
若き日のデヴィッド・ボウイと三島由紀夫の肖像画。

ミュージシャンとしてはもちろんのこと、役者としても素晴らしい才能を発揮してくれたひとでした。
年齢を重ねても衰えることのないルックスに、“オレもデヴィッド・ボウイのようにカッコ良く歳をとりたい”と、そのライフスタイルにも憧れ、少しばかり真似をさせていただいておりました。
もちろん、足元にも及びませんが・・・(泣)

思い出深いアルバムは、1983年に発表された≪レッツダンス≫と1984年の≪トゥナイト≫かな。
もちろん、テクノ好きの私ですので、≪クラフトワーク≫等ジャーマン・ロックの影響下で製作された≪ロウ≫なんかのアルバムも大好きなのですが、とりわけ≪トゥナイト≫は印象深く、かなり聴きこんだアルバムです。
特に衝撃を受けたのが、本アルバム収録曲≪ブルージーン≫のプロモーションヴィデオ。
ブルージーン デヴィッドボウイ
カッコ良すぎる≪ブルージーン≫のプロモーションヴィデオ。

このプロモーションヴィデオで、どことなくエゴン・シーレの絵画を連想させる奇抜なメイクとファッションでセルフパロディに興ずるボウイのカッコ良さは、いま観ても胸がときめきます。

出演映画だと、やはり大島渚監督の≪戦場のメリークリスマス≫とニコラス・ローグ監督の≪地球に落ちてきた男≫ですね。
戦場のメリークリスマス
衝撃的な≪戦場のメリークリスマス≫でのボウイと坂本龍一のキスシーン。

≪戦場のメリークリスマス≫は数えきれないほどにビデオ等で観直してますし、坂本龍一さんが手がけたサウンドトラック盤もレコードが擦り切れるほど聴き込みました。
もうすぐ終焉を迎える自分の人生と対峙して製作したという最後のアルバム≪ブラックスター≫は現在入手困難な状況にあるようですが、是非とも入手して聴きたいですね。
心からご冥福をお祈りいたします。

唐突ですが・・・
私、読書は寝床でします。
というより、活字を目にしていなければ寝付けません。
長年のライフスタイルがそんな習慣を身体に植え付けてしまったんだと思います。
だから枕元にはいつも数冊の本が積み上げられています。
雑誌だったり、小説だったり、漫画のコミック本だったり・・・
放っておくと、平積みになった本が、やがて華奢なナイトテーブルの脚をへし折りかねないほどに増殖します。
今朝の時点で枕元にあったのはこの4冊。
その夜の気分で手に取る本は異なります。
いわゆる乱読ってやつですか。
愛読書
≪三島由紀夫 映画論集成≫は大枚はたいて購入したのに完読していなかったので、最近また最初から読み直しています。
三島由紀夫が生前、作家の視点から映画を論じたものを編纂したこの本、面白いです。
“想像力を掻き立てる小説に比べて、映画は描写のすべてをダイレクトに映し出してしまうが故に想像力を抑制する”といった類の発言なんかには映画ファンの反論もあれど、やっぱり三島由紀夫の考察力、語彙力等々感服せざるを得ません。
自らが出演した映画≪憂国≫や≪人斬り≫をはじめ、ロバート・アルドリッチ監督のスリラー映画≪何がジェーンに起こったか?≫や≪鳥≫、≪裏窓≫などのヒッチコック作品まで論破する三島由紀夫さんの映画好きの一面が伺える貴重な1冊です。

≪映画ジョーズの秘密≫は、1976年に発刊された映画≪ジョーズ≫のメイキング本。
≪ジョーズ≫のロケ地、アメリカ、マーサズビニヤード島に住む普通オバさんが≪ジョーズ≫の製作事情を見聞しながら書き上げた1冊です。
 スタジオのプールではなくホンモノの海での撮影にこだわり、実物大のロボット鮫と演者の共演にこだわった結果生じた有名な悲劇の数々がオモシロ過ぎます。

枕元にいつも置いておきたいオカルトもの(笑)。
さすがに寝付く前の心霊モノは、ますます眠れなくなっちゃう恐れがありますので、ちょっとは夢があるUFOと宇宙人モノを。
ヒューマノイド 空飛ぶ円盤搭乗者
1974年発刊の≪ヒューマノイド 空飛ぶ円盤搭乗者≫は何も考えずに読み進められるのでとても良い睡眠導入剤です。
夢見も良いですしね。

最後は太宰治の≪女生徒≫。
女生徒 太宰治
この装丁の文庫本が欲しくて、書店を探しまくって入手した1冊です。
くまおり純さんのイラストが素敵です。
ただ、老眼が進んだ私の目には文庫本の活字は酷過ぎ。一晩に2~3ページ読み進めるので精一杯です。
太宰の短編集のこの文庫本、読み終えるのは一体いつになるのでしょうか・・・ひょっとしたら一生読み続けるのでしょうか・・・
それを考えると夜も眠れない私なのです。








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